中国茶の会



先日、私の少ない友達の中の一人である佳子が、
スグリーンのラシーンに乗っかって、
はるばる奈良から藤井寺まで来てくれた。


佳子とは、男友達のようにつかず離れずの関係でいるせいか
かれこれ18年の付合いになる。
これっ!と思ったらすぐさま行動に移す彼女。
容姿と相反してものすごく男前ないちめんを持っている。
3年ほど前から中国茶の魅力にすっかりはまってしまい、
語学留学の傍ら、中国茶の勉強も密かにしっかりやっていたようだ。
見知らぬ土地で見知らぬ国の人たちとの生活と勉強。
私には想像のつかない世界だ。


我家へ来てくれるときは、密かにお茶セットと茶菓子を鞄にしのばせ、
絶妙なタイミングでお茶を振舞ってくれる。
今回淹れてくれたお茶は、世界三代紅茶のひとつである
キームンという中国の紅茶で、
気取ってなくて、何処となく田舎くさい感じの味。
(↑勝手な私のイメージです)
味に奥行きがあるとでも言いましょうか。
美味しすぎてビックリしてしまった。
1煎目は、そのままで。
2煎目は、そっとドライローズを浮かべて。
味と香りが一瞬にして清楚で上品なものに大変身。
今回もやられちゃいました・・・。
佳子ちゃんありがとう。


    


  



お茶を淹れてくれる彼女の手さばきは、しなやかでとてもきれい。
さりげなく話してくれる中国茶のいろはは、スーッと体の中に染込む感じ。


中国茶の美味しさの秘密は、淹れてくれる彼女の佇まいが
謙虚で繊細で奥ゆかしいところに隠されているのかもしれないな。


今度はいつ来てくれるのかな・・・