3.31 wed  tororuパンの日




トーさんが仕事の帰りに、週2回は必ず立ち寄る
藤井寺駅前の「立飲み 谷酒店」。
↑お店の佇まいもよくって素敵なお酒が入手できますよ!
そこのご主人から、はっさくといよかんをたして2で割った様な
品種不明のみかんをトーさんが頂いて帰ってきた。
このみかんでドレッシングを作り、
菜の花の塩茹でにかけて食べたら、
ほろ苦い春の味がして美味しかった。



半分に切ったみかん。
その佇まいがおばあちゃんちの台所を思い出させ、
同時にお線香の香りも思い出し、
お腹の奥の方がキューッっとなるような懐かしい気分にさせてくれた。



目で見て、そして食べて、
幼かった頃に感じた心地良い香りのように、
言葉では表現しにくいことを感じ、思い出してもらえたらな・・・。



ということで、今回のtororuパンのテーマは、
何気ない暮らしの中の一場面や懐かしい思い出が、
頭の中をゆっくり駆け巡るようなパンです。



38_WORKS.さんに並べていただくパンは2種類。


1つはロールパン


バターは使わず、はちみつ・牛乳・少量の卵黄で焼き上げました。
日にちが経つほど味がしっかりしてきて、
食べる前に少しトースターで温めると、
メープルシロップのような香りがします。
あっさりした味なので、食事パンとしてもお勧めです。




もう1つはレーズンパン


ロールパンの生地に、2種類のレーズン
(グリーンレーズンとカリフォルニアレーズン)を練りこみました。
グリーンレーズンは酸味がほとんどなくとても甘いので、
カリフォルニアレーズンをネブリナというチリの赤ワインに漬け込み、
少し酸味を利かせました。
生地とレーズンのバランスが微妙に心地よいです。



私の作るパンにしては珍しく、少しリッチでフワフワしたパン。
子供の頃、よく口にした食感のような気がします。



当日、38_WORKS.さんオープンから2時過ぎまでいる予定です。
パンを通じて、みなさんと色んなお話ができる事を
楽しみにしております。





→ ATELIER 38_WORKS.さん